マーク・オメーラ（米）とベルンハルト・ランガー（独）、両メジャーチャンピオンが熾烈な優勝争いを繰り広げている。

　米チャンピオンズツアーの東芝クラシックはカリフォルニア州ニューポート・ビーチのニューポート・ビーチCCを舞台に現地時間の7日、第2ラウンドの競技を終了。前日トップのランガーにオメーラが並び、ともに通算9アンダーで首位を分け合った。1打差の単独3位にエドアルド・ロメロ（アルゼンチン）、2打差の4位にデニス・ワトソン（ジンバブエ）が続く展開。

　ディフェンディング・チャンピオンのランガーは出だし2連続バーディでリードを広げたが、4番、6番のボギーで失速。代わって3番パー5でイーグルを奪ったオメーラが波に乗り、ノーボギーの5アンダー66をマークしリーダーボードの最上段に浮上した。しかし今、最も勢いを持つ男ランガーも黙ってはいない。持ち前の粘りのゴルフで上がり4ホールで3バーディを獲り、先にホールアウトしたオメーラの背中をとらえることに成功した。

　レギュラーツアー時代、メジャー2勝の実績は同じだが、チャンピオンズツアーではランガーの5勝に対し、なぜかオメーラにはまだ勝ち星がない。最終日、メジャーチャンピオン同士の直接対決の行方はいかに？　オメーラの初優勝なるか、注目だ。

　一方、日本勢は苦戦。初日12位タイにつけた倉本昌弘は1バーディ、3ボギーの2オーバー73と崩れ、通算イーブンパーで37位タイに後退。この日38位タイスタートの尾崎直道も後半4つボギーを叩いて3オーバー74。通算3オーバーは54位タイに順位を落とした。また、第1ラウンド出遅れた青木功は1アンダー70で回り意地を見せたが、通算5オーバー71位に低迷中。