今季のWGC初戦を前に、米ツアーの向こうを張って南半球で楽しみな組み合わせが実現した。

　欧州、アジア両ツアー共催のジョニー・ウォーカー・クラシック（豪州、パース、バインズ・リゾート＆CC）が現地時間19日に開幕。世界ランク8位のカミロ・ビジェガス（コロンビア）、同11位のアンソニー・キム（米）を始め、リー・ウェストウッド（英）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）らが参戦。グレッグ・ノーマン（豪）、ポール・ケイシー（英）らも加わり、暑い太陽の下での戦いに燃えている。

　ファンにとってたまらないのは、昨季から勢いのある若手ビジェガスとかつての世界ランクNo.1のノーマン、さらにベテランの域に入ってきた欧州ツアーの元賞金王ウェストウッドが一緒に回る組み合わせだ。

　さらに、欧州ツアー連戦となるキムと来年のライダーカップ欧州チーム主将モンゴメリー、そしてリチャード・グリーン（豪）。前週36歳で同ツアー初優勝を飾ったアンソニー・カン（米）とイアン・ポルター（英）、クレイグ・パリー（豪）という渋い組もある。

　日本からは08年大会で優勝争いを演じた清田太一郎と藤田寛之が出場し、石川遼参戦で盛り上がる米国の西海岸に負けない激戦が予想されている。