国内女子ツアーのファイナルQTをトップで通過し今季のフル参戦権を獲得した金田久美子がハワイで始動した。

　金田が出場しているのはハワイのローカルトーナメント、ハワイ・パール・オープン。第31回を迎える同大会には毎年大勢の日本人プロが調整をかねて出場。昨季大会は石川遼が参加して話題になり、優勝した矢野東が飛躍のきっかけをつかんだ試合でもある。そんな男子の試合に、女子では金田の他、ハワイへの留学経験がある佐伯三貴が挑戦中だ。

　現地時間6日に行われている第1ラウンド、金田が2オーバー74を叩いて出遅れた中、佐伯はイーブンパー72にスコアをまとめてまずまずの滑り出し。まだ全員がホールアウトしておらず、歴代優勝者の1人、タッド・フジカワ（米）は5アンダー67で回り好位置をキープしている。

　プロ転向を機にナイキ社とトータル契約について交渉中で、クラブをすべて新しいものに替えている金田。その変化に慣れるのも大変だが、実は海外が「大の苦手」。何でも英語を聞いただけで体が固まるのだとか。緊張の舞台で悪戦苦闘しながら、2日目は何とか巻き返し予選突破を目指したい。