宮里藍が米女子ツアー4年目を前に力試しだ。

　同ツアー開幕戦のSBSオープン at タートルベイを次週に控え、宮里は現地時間5日開幕の豪州、欧州両女子ツアー共催のANZレディース・マスターズ（豪州、ロイヤルパインズ・リゾート）に参戦。試合勘を磨く心構えだ。

　豪州に出発するまでカリフォルニア州の自宅にいた宮里は、その前にアリゾナ州で合宿を行って最終調整。今年こそ米ツアーで初優勝を手にするために万全の態勢を整えて乗り込んでくる。

　高校3年生で国内女子ツアーに優勝してプロ転向した宮里は、今年で24歳になる年女。米ツアーでももはや中堅の感があり、きっちりと実績を残したいところ。特に、昨季から常駐している上田桃子に加え、今季は大山志保、宮里美香の2人もQTを突破して米国を本拠地にすることもあり、先を越されるわけにはいかない。プレッシャーに対する強さには定評があり、楽しみなシーズンになるはずだ。

　今大会は米ツアー前哨戦とあって、ロレックスランク（女子世界ランク）No.2のヤニ・ツェン（台）を始めとする欧米ツアー勢が多数参戦。実力者のローラ・デービーズ（英）や日本からは東尾理子、有村智恵、櫻井有希も出場し、09年最初の優勝を狙う。