常夏の島を舞台に09年の米チャンピオンズツアーが幕を開けた。

　昨季のツアー優勝者らが集うエリートフィールドの同ツアー、ミツビシ・エレクトリック選手権 at フアラライはハワイのフアラライGCで現地時間23日、その幕を切って落とした。

　第1ラウンドで飛び出したのは、8アンダー64をマークしたブラッド・ブライアント（米）だったが、昨季の賞金王ベルンハルト・ランガー（独）が後半に目の覚めるようなプレーで猛追。最終ホールのバーディでブライアントに並び、首位タイでこの日をホールアウトした。

　スタート直後は4ホール目までスコアカード通りのゴルフ。5番でボギーが先行したときには出場34名中、下から数えた方が早かった。だが、7番、8番の連続バーディで息を吹き返し後半に入ると、10番から怒涛の4連続バーディを奪取。上がり2ホールもきっちりバーディで締めくくり、同ツアー第一人者の貫禄を見せつけた。前半我慢し後半伸ばすスタイルは、常日頃「私は絶対に諦めない」と言い続けているランガーの真骨頂。2日目以降も期待が持てそうだ。

　その他、首位タイに1打差の3位タイにヘイル・アーウィン（米）、ジェイ・ハース（米）、ジェフ・スルーマン（米）の3人が続き、2打差の6位タイにトム・カイト（米）、R.W.イークス（米）がつけている。なお日本勢は今大会に出場していない。