前週アブダビ・ゴルフ選手権で2位タイに食い込んだ26歳のルイス・ウーストハウゼン（南ア）が単独トップに躍り出た。

　欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズは中東カタールのドーハGCを舞台に現地時間の23日、第2ラウンドの競技を終了。09年シーズンすでに2回トップ10入りするなど好調のウーストハウゼンが、ノーボギーの7アンダー65をマーク。通算12アンダーとし、今大会第1回チャンピオン（98年）のアンドリュー・コルタート（スコットランド）に3打差をつけトーナメントをリードした。

「3打差をつけられたなんてうれしいね。以前は攻め一辺倒だったけれど、最近はパットの自信がついてきたので、無理に攻めなくてもスコアを伸ばせると思えるようになったきた。それに前は気合いが空回りして、こんなはずじゃない、とイライラしてたけれど、今はツアーでプレー出来ていること自体を楽しめるようになった」と心境の変化を語ったウーストハウゼン。これまで同ツアーでの優勝経験はないが、前週2位タイに入った自信を胸に、今回はもう一段高い場所を目指すつもりだ。

　その他、通算7アンダー単独5位にミゲール・A・ヒメネス（スペイン）がつけ、世界ランク2位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）は2日連続2アンダー70で回り、通算4アンダー16位タイ。アーニー・エルス（南ア）は通算3アンダー25位タイにとどまり、連覇を狙うアダム・スコット（豪）は2アンダー70でプレーしたものの、第1ラウンドの出遅れが響き、通算1アンダー47位タイに低迷している。

　また、初日に105位タイとつまずいた前週（アブダビ・ゴルフ選手権）の覇者、ポール・ケイシー（英）はこの日69をマークしたが、カットラインに1打及ばず通算1オーバー70位タイで無念の予選落ちを喫している。