歴代チャンピオンのひとりヘンリック・ステンソン（スウェーデン）は好調な滑り出しを見せたが、大会過去2勝で連覇を狙うアダム・スコット（豪）はスタートダッシュならなかった。

　欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズは現地時間22日、カタールのドーハGCを舞台に開幕。初日6アンダー66をマークしたステンソン、アンドリュー・コルタート（スコットランド）、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）の3人が首位を分け合った。

　1打差の4位タイに世界ランク10位のリー・ウェストウッド（英）、アンドリュー・ハンセン（デンマーク）、ブレット・ランフォード（豪）らが続き、昨季の同ツアー賞金王ロバート・カールソン（スウェーデン）は4アンダー68で9位タイ。世界ランク2位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）は2アンダー70で回り、アーニー・エルス（南ア）らと並び23位タイからのスタート。

　一方、前週の米ツアー、ソニー・オープン・イン・ハワイで2位タイに食い込み好調なはずだったディフェンディング・チャンピオンのスコットは、3バーディ、4ボギーの1オーバー73を叩き、75位タイと出遅れた。

　そのスコットが勝った昨年の大会で2位に甘んじた世界ランク11位のステンソンは、トップタイの好発進に「内容がずば抜けて良かったわけではないけど、チャンスにパッティングが決まってくれた。もうカタールは9度目だから、どう攻めればいいか知り尽くしていいるよ」と自信をのぞかせる。残り3日、世界ランカーたちの戦いに注目だ。