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?2008 全米プロゴルフ選手権? P.ハリントンがメジャー2連勝達成!!

2008年12月28日(日)午後0:35

“モンスター”の異名を取るオークランドヒルズCC(ミシガン州ブルームフィールド・タウンシップ)を舞台に行われた全米プロゴルフ選手権(現地時間8月7?10日)。第90回を迎えたシーズンメジャー最終戦の栄冠は、つい3週間前に全英オープンを制したパドレイ・ハリントン(アイルランド)の頭上に輝いた。

 予選ラウンドのハリントンは静かな滑り出しだった。1オーバー71で回り16位タイにつけると、2日目は4つスコアを落とし、メジャー連勝の夢は遠のいたかに見えた。ところが3日目に4アンダー66と爆発。プレッシャーがかかる最終日もベストスコアの4アンダー66を叩き出し、通算3アンダーで勝利をもぎ取った。

 奇しくも2位(タイ)に入ったのは、ハリントンが勝った07年&08年の全英オープンで優勝争いを演じたセルヒオ・ガルシア(スペイン)。3度目正直だったが、またしてもガルシアに勝利の女神は微笑まなかった。

 明暗を分けたのは最終日の上がり3ホール。そこを1アンダーで切り抜けたハリントンに対し、ガルシアは1オーバー。優勝と2位を分けた2ストロークは、この3ホールでの集中力の差だったのかもしれない。不運もあった。15番でガルシアは完璧なショットでグリーンを攻めたが、打球は無情にもピンに当たり、カップから遠ざかることに。もし当たっていなければ楽々バーディを奪える状況だったのが、ピンに当てたことでチャンスを逃し、そのホールパー。ゴルフで“たられば”は禁物だが、それはガルシアにとってメジャータイトルを左右する大事な1打だった。

 試合後ハリントンは「好調なショットが勝因」と語っている。さらに「タイガー(ウッズ/米)の背中は遠いけれど、自分がやるべきことをやり続ければ、いつか手が届くかもしれない」と世界No.1プレーヤーの座を目指すことを明言した。

 なお日本勢は唯一予選を突破した藤田寛之が68位タイで4日間の競技を終了。今田竜二と谷口徹の2人は決勝ラウンドに進むことは出来なかった。
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