日本オープンチャンピオンのデビッド・スメイル（ニュージーランド）がオーストラリアのメジャー大会Vに王手をかけた。

　豪州ツアーのオーストラリアン・オープン（ロイヤル・シドニーGC）は現地時間の13日、雷雨のため順延となった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。安定したゴルフで通算11アンダーまでスコアを伸ばしたスメイルが単独トップに躍り出た。1打差の2位には第3ラウンドで6アンダー66と爆発したアンドレ・ストルツ（豪）。通算8アンダー3位タイに前日までトーナメントを引っ張ったステファン・ダートナール（豪）とイワン・ポーター（豪）の2人が続いている。

　スメイルとストルツはともに日本での優勝経験を持ち、特にスメイルは02年の日本オープンをはじめツアー5勝を誇る実力者。ここ3シーズン、日本での勝ち星は途絶えているが、強豪が揃う今大会で勝って自信をつければ来季は恐い存在になりそうだ。

　その他、全米オープンチャンピオンで、前週優勝を飾ったジェフ・オギルビー（豪）が通算3アンダー24位タイにつけている。だが、注目のジョン・デイリー（米）は第2ラウンドをイーブンパー72にスコアをまとめたものの、初日の出遅れが響き、通算6オーバーで予選落ち。スチュアート・アップルビー（豪／通算2オーバー）、ダレン・クラーク（北アイルランド／通算5オーバー）らも決勝ラウンド進出を逃した。