世界ランク10位のリー・ウェストウッド（英）が好スタートを切った。

　現地時間11日に開幕した欧州、南ア両ツアー共催のアルフレッド・ダンヒル選手権（ムプマランガ、レパード・クリークGC）第1ラウンド。6アンダー66をマークしたウェストウッドは、首位タイのレン・マティース（米）とマイケル・ヨンゾン（スウェーデン）に1打差の3位タイと絶好のポジションを確保した。

「出だしの数ホールでチャンスを生かせなかったが、それ以降はいいプレーが出来た。後半風が強くなってからもショットが切れていたし、パットの調子も悪くなかった」とウェストウッド。すでに終了している欧州ツアー08年シーズンでは、最終戦まで逆転賞金王のチャンスを残していたが、結局3位。あと一歩まで迫っただけに、09年シーズンは00年以来2度目となる賞金王奪還と、メジャー勝利が大きな目標となる。初日の調子を見る限り、ヨーロッパで絶大な人気を誇るウェストウッドが今週もトーナメントを盛り上げてくれそうだ。

　一方、久々に上位を賑わしているのが03年のマスターズでマイク・ウィアー（カナダ）とプレーオフを戦ったマティース。そのときはウィアーに惜敗を喫したが、当時は大いに話題になったもの。最近は米男子ツアーのシード権を失い勇姿を目にする機会は少なくなったが、今季（09年シーズン）賞金額が倍増された欧州ツアーで新境地を切り開きたい。