大会初出場のルーキーたちの活躍で、欧州大陸チームが初日をリードした。

　欧州大陸 vs. 英国＆アイルランド連合のチーム対抗戦、セベ・トロフィーが現地時間の27日、アイルランドのザ・ヘリテイジ・ゴルフ＆スパ・リゾートを舞台に開幕。初日はフォーボールマッチ5試合が行われ、セベ・バレステロス主将（スペイン）率いる欧州大陸チームが3勝2敗で優位に立った。

　同チームはピーター・ハンセン（スウェーデン）、グレゴリー・ハブレット（仏）、マーカス・ブリアー（オーストリア）、ミッコ・イロネン（フィンランド）の今大会ルーキーが全員勝星を挙げ、チームに貢献。特に初戦で相手チームの精神的な支柱であるコリン・モンゴメリー＆マーク・ウォーレン（ともにスコットランド）組をハンセン＆ロバート・カールソン（スウェーデン）組が3アンド1で撃破したことで、チームの士気が一気に高まった。

　しかし英国＆アイルランド連合も、ニック・ドハティ＆グレーム・ストーム（ともに英）組が接戦の中最終ホールでバーディを奪い、1アップでトーマス・ビヨーン＆ソレン・ハンセン（ともにデンマーク）組を退ける健闘を見せ、欧州大陸チーム圧勝に待ったをかけた。

「皆、いいプレーをしている。細かいことまでメモにとって、作戦を立てる際の参考にしている。このまま劣勢では終わらせない」と言うのは、来年のライダーカップでも欧州チームのキャプテンを務めるニック・ファルド（英／英国＆アイルランド連合主将）。セベとファルド、かつて一世を風靡した2人がどんな舵取りを見せるか、2日目以降も目が離せない。