ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）の勢いが止まらない。

　賞金総額438万5,000ドル（約4億円）を12人で争う南アフリカのサンシャインツアー、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジは現地時間6日、同地のサンシティ、ゲイリー・プレーヤーCCを舞台に、雷雨のため順延となった第2ラウンドの続きと、第3ラウンドの競技を終了。通算17アンダーまでスコアを伸ばしたステンソンが後続に8ストロークの大差をつけ、優勝に王手をかけた。

　午前中にまず第2ラウンドの残りを消化し、仕切り直して挑んだ第3ラウンド。「最初は少しエンジンがかからなかった」と言うステンソンは、徐々にペースを上げノーボギーの7アンダー65でホールアウトした。初日コースレコードの『63』で飛び出したステンソンに、またもや第3ラウンドのベストスコアをマークされては、他の選手は打つ手なし。それでも「パットがほんの10数センチショートする傾向があった。もう少しスコアを伸ばしてもおかしくなかった」と本人。最終日はどこまでステンソンが後続との差をつけるかが見どころになりそうだ。

　追いかけるメンバーの中では、先のワールドカップでステンソンとコンビを組み優勝を飾った、2008年欧州ツアーの賞金王ロバート・カールソン（スウェーデン）が通算9アンダーでもっとも同僚に近いポジションを確保した。

　その他、通算6アンダー単独3位にローリー・サバティーニ（南ア）、通算5アンダー4位にケニー・ぺリー（米）。ディフェンディング・チャンピオンのトレバー・イメルマン（南ア）は第3ラウンドにして初の60台（69）で回ったが、通算2アンダーはセルヒオ・ガルシア（スペイン）と並び7位タイにとどまっている。