試合は雷によるサスペンデッドとなったが、初日トップのヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が依然大量リードを奪っている。

　賞金総額438万5,000ドル（約4億円）を12人で争う南アフリカのサンシャインツアー、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジは現地時間5日、同地のサンシティ、ゲイリー・プレーヤーCCを舞台に第2ラウンドを行ったが、最終組が前半のハーフを終了した時点で雷のため順延が決定した。

　午前中は抜けるような青空だっただけに、まさに青天の霹靂だが、ステンソンは9ホール終了して2つスコアを伸ばし、通算11アンダーで独走態勢に入っている。暫定2位のローリー・サバティーニ（南ア／9ホール終了）とは5打差、暫定3位タイの崔京周（韓／12ホール終了）とロバート・カールソン（スウェーデン／12ホール終了）には、実に7ストロークの大差をつけた。

　先週中国で行われたワールドカップでチーム優勝を飾った勢いのまま、初日『63』と爆発しトーナメントをリードしたステンソン。この日はボギーが先行する不安定な滑り出しだったが、中盤以降ペースを取り戻しスコアを二桁アンダーまで伸ばすと、「いいスコアを出した翌日は、いつでも少し苦労するものだけれど、現時点でこの位置に居られるのは満足」と納得の表情。今年、個人戦では未勝利に終わった鬱憤を、ビッグマネーがかかるこの大会で晴らそうとしている。

　その他、世界ランク2位のセルヒオ・ガルシア（スペイン／12ホール終了）は通算2アンダー暫定6位、ディフェンディング・チャンピオンのトレバー・イメルマン（南ア）は13ホール終了時点で通算1オーバーと振るわず、暫定10位。ワールドカップの健闘が目立ったベテランのミゲール・A・ヒメネス（スペイン／16ホール終了）は通算5オーバーで最下位（暫定12位）に低迷している。