強風の中、初日2位のソレン・ハンセン（デンマーク）がリーダーボードの最上段に駆け上がった。

　欧州ツアーのメルセデス-ベンツ選手権はドイツのガット・ラルチェンホフGCを舞台に現地時間の14日、第2ラウンドの競技を終了。首位に浮上したのは、この日4アンダー68をマークし、通算11アンダーまでスコアを伸ばしたハンセンだった。

　第1ラウンド『61』と爆発しトップに立ったリー・ウェストウッド（英）は強風に苦しみ、1オーバー73とスコアを崩し、通算10アンダーで2位に後退。「内容はスコアほど悪くないんだけれど」と首を捻りながらも「まぁ、こういう日もある。気持ちを切り替えて行きたい」と今季2勝目に意欲を見せた。

　トップのハンセンは現在絶好調。ここ7試合で2位（2位タイ含む）2回を含むベスト10入り4回を数え、足りないのは優勝だけといった状況だ。02年に制したアイリッシュ・オープン以来、自ら「絶好調」と認める絶妙のショートゲームで勝利をもぎ取りたい。

　その他、トーナメントホストで先頃シニア入りしたベルンハルト・ランガー（独）が通算7アンダーで、初日の16位タイから3位タイに浮上。通算6アンダー6位タイにはジョン・デイリー（米）、ポール・ローリー（スコットランド）のメジャーチャンピオンの他、コリン・モンゴメリー（スコットランド）、ニコラス・ファース（スウェーデン）ら実力者がずらり。上位の顔ぶれが豪華なだけに決勝ラウンドの展開が楽しみになってきた。尚、全米オープンチャンピオンのアンヘル・ガブレラ（アルゼンチン）はこの日もふるわず、通算3オーバー67位タイに低迷中。