賞金ランクトップ30入りを目指す尾崎直道が苦戦を強いられている。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド今季最終戦、AT＆T選手権はテキサス州サンアントニオのオークヒルズCCを舞台に現地時間の25日、第2ラウンドの競技を行った。現在同ランク30位と、尾崎は次週チャールズ・シュワッブ・カップ選手権（トップ30のみが参戦）の出場がギリギリのところ。しかし、バック9（10番スタート）に緊張からか、6番でダブルボギー、最終9番では痛恨のトリプルボギーを叩き、3オーバー74の乱調。通算4オーバーは前日の49位タイから62位タイに順位を下げた。

　来季のシード権（フル出場権）を確保するためには、トップ30に入ることが必須。それが叶うかどうかは最終日のプレー次第だが、土壇場で尾崎が底力を発揮出来るか注目だ。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンのジョン・クック（米）がこの日大爆発。ノーボギーの完璧な内容で8アンダー63の好スコアを叩き出し、通算10アンダーで、前日の21位タイから一気に2位タイに浮上した。

　トップは通算11アンダーのジェフ・スルーマン（米）。クックと同じ2位タイに前日のトーナメントリーダー、マーク・ジェームス（英）がつけ、通算9アンダー4位タイにブルース・フライシャー（米）、ダン・フォースマン（米）、ジム・ソープ（米）、トム・パーツァー（米）の4人。