米女子ツアーの今季メジャー初戦 ANAインスピレーションは現地時間2日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。リュウ・ソヨン（韓）がレクシー・トンプソン（米）とのプレーオフを制して、メジャー2勝目を手にした。

　首位と3打差3位タイから出たリュウは、1番からバーディを奪う好スタートを切るも、8番まで7ホール連続でパーキープが続く我慢のゴルフが続く。9番をバーディとした後、後半でもスコアを伸ばし、ノーボギーの「68」でホールアウト。迎えたプレーオフ1ホール目で、リュウがバーディパットを沈めて決着した。2011年全米女子オープン以来のメジャー制覇を成し遂げた。

　一方、順調にスコアを伸ばしていたトンプソンだったが、12番でこの日最初のボギーを叩いた直後、3日目のプレーに対して4打の罰打を科され、5位まで順位を落とす。しかし、13番、15番、18番でバーディを奪取し、通算14アンダーでリーダーボード最上段に並んだが、プレーオフで力尽きた。

　3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回った上原彩子の通算3アンダー27位タイが日本人最高位。宮里藍が通算1アンダー40位タイ、昨季日本ツアー賞金女王のイ・ボミ（韓）は、大きく崩れ、通算5オーバー66位タイ。横峯さくらと野村敏京は、それぞれ通算6オーバー68位タイ、通算7オーバー70位タイで今季メジャー初戦を終えた。

　その他上位陣は、通算13アンダー3位タイにイ・ミンジ（豪）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、インビー・パーク（韓）。ミッシェル・ウィー（米）は通算11アンダー単独6位。ロレックスランキング（女子世界ランキング）2位で、この大会で優勝すれば世界女王になる可能性があったアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は、通算9アンダー8位タイ。前年優勝者のリディア・コ（ニュージーランド）は通算7アンダー11位タイとなっている。