マスターズ2勝のホゼ・マリア・オラサバルが、地元スペインで行われる欧州ツアー、マドリード・マスターズ（現地時間9日開幕、クラブ・デ・カンポ・ビラ・デ・マドリード）で復帰する。

　リウマチという持病を持つオラサバルは、全英オープン出場を惜しいところで逃した後、疲労と病気で約3か月間戦線を離脱した。だが、9月のライダーカップでは、副主将としてニック・ファルド主将（英）をサポート。残念ながら欧州チームは米国チームに敗れたが、それでも復帰に向けて大きなエネルギーを得た。

「それほど期待しているわけじゃない。当面の目標は予選通過かな。そうすぐに感覚が取り戻せるとも思っていない。こんなに長い間プレーしていないから、ヘンな感じだよ。でも、スペインで行われる試合をサポートすることはとても大切なんだ」と、笑顔で目を輝かせた42歳のオラサバル。セベ・バレステロス（スペイン）の後継者として、スペインのゴルフ界を思う気持ちは誰にも負けない。

　そして、現在賞金ランク4位のミゲール・A・ヒメネス、2週間前に優勝したばかりのゴンザロ・フェルナンデス・カスタノら他の地元スペイン勢も出場。熱い戦いを繰り広げる。