ライダーカップ出場を巡る戦いがスコットランドでクライマックスを迎える。

　欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスが現地時間28日、スコットランド、グレンイーグルスで開幕するが、これが9月のライダーカップ欧州チーム選出へのラストチャンスだ。

　大会終了後の欧州ポイントランク、世界ポイントランクのそれぞれトップ5の選手と、ニック・ファルド主将（英）推薦の2名のみが、米国との名誉をかけた戦いのメンバーになれるとあって、最後の戦いが繰り広げられることになる。

　中でも激しいのは2つの推薦枠を巡る争いだ。欧州賞金王を8度経験しているコリン・モンゴメリー（スコットランド）や、先週のKLMオープン優勝で復活の兆しを見せているダレン・クラーク（北アイルランド）の実力者達を中心に、これに対抗して若手がどれだけアピールできるかが、今大会の話題の中心だ。

　今年のライダーカップの舞台は米・バルハラGC（ケンタッキー州ルイビル）。ここ数大会は圧倒的な強さを誇っている欧州チームだけに、ファルド主将を悩ませるほどの選手がゴロゴロおり、今大会次第でメンバーが誰になるかはわからないだけに、勝負の行方に注目したい。