決勝ラウンドに入り俄然、地元勢が勢いづいてきた。

　欧州ツアーのSASマスターズはスウェーデン、ストックホルムのアーランダスタッドGを舞台に現地時間の16日、第3ラウンドの競技を終了。この日首位タイからスタートしたピーター・ハンソン（スウェーデン）が3バーディ、1ボギーの2アンダー68で回り、ただひとり二桁アンダーに乗せる通算10アンダーで単独トップの座を守った。

　2打差の2位タイに米ツアーを主戦場に戦うダニエル・チョプラ（スウェーデン）、ペール・エドバーグ（スウェーデン）の地元勢の他、前日まで先頭を走っていたニック・ドハティ（英）、ゲイリー・オール（スコットランド）他が続いている。また全英オープンで5位タイに入りローアマに輝いたあとプロ転向した、20歳の新鋭クリス・ウッド（英）が通算5アンダーで9位タイに浮上している。

「地元での優勝争いはプレッシャーがかかる。でも今はプレッシャーよりも、いいイメージの方が大きい」と言うハンセン。ライダーカップの欧州ポイントランクは23位と、今月末までに上位5人に食い込むのは難しいが、その分余計な重圧はない。最終日、ハンセンは地元ギャラリーの前で故郷に錦を飾るつもりだ。