メジャーが続く米チャンピオンズツアーが熱い。

　ブルース・ボーン（米）の感動の初優勝で幕を下ろした全英シニアオープン選手権の余韻も覚めやらぬ現地時間31日、大西洋を渡って米国コロラド州コロラドスプリングスに舞台を移し、ブロードムア・リゾートで、同ツアーの全米シニアオープン選手権が開幕する。

　優勝候補No.1は、もちろん2週前の全英オープンでV争いを繰り広げた53歳のグレッグ・ノーマン（豪）だ。前週の全英シニアオープンでは5位タイに終わったが、まだまだ余力は十分に残っている。再婚した元テニスプレーヤーのクリス・エバート夫人からもらったエネルギーと、テニスで鍛えた肉体を武器に、ビッグタイトルに挑む。

　ノーマンの対抗馬と目されているのは、全英シニアオープン4位のベルンハルト・ランガー（独）。今大会は初出場となるが、欧米レギュラーツアーでも時折活躍しており、気力はまだまだ充実している。ノーマンとの対決となれば、さらに盛り上がるのは間違いない。

　日本勢は米チャンピオンズツアーでプレーを続ける尾崎直道、日本シニアツアー2年連続賞金王の室田淳、そして欧州での経験が豊富で、難コースに強い友利勝良の3人が参戦。メジャー優勝経験者も多い中で、健闘を誓い合っている。