米チャンピオンズツアーは、現地時間24日開幕のディックス・スポーティンググッズ・オープン（ニューヨーク州エンジョイGC）でシーズンの折り返し点を迎える。

　今季、同ツアーを引っ張っているのは52歳のトム・レーマン（米）。レーマンは、先月行われたメジャー大会、リージョンズ・トラディションを含むシーズン3勝を挙げ、ポイント制のチャールズ・シュワブ・カップ・ランキングでも2位以下に大差をつけて首位に立っている。

　もうひとり、レーマンとともにツアーで存在感を示しているのは61歳のトム・ワトソン（米）だ。先月のシニアPGA選手権でデビッド・エガー（米）をプレーオフで下して今季初優勝を飾るなど、まだまだ元気いっぱいなところを見せている。ディックス・スポーティンググッズ・オープンの舞台となるエンジョイGCは、かつてレギュラーツアーのBCオープンが行われていたコースでもあるが、賞金も少なく、メジャーの狭間などで開催されていたこともあり、ワトソンがここでプレーするのは1976年以来約35年ぶりとなる。

　その他、ニック・プライス（ジンバブエ）、ジェイ・ハース（米）、ローレン・ロバーツ（米）ら実力者たちも勢揃い。日本からは尾崎直道がただ一人参戦し、悲願の初優勝を狙う。