プロになってわずか2年目のマイク・グッデス（米）が、逆転で米チャンピオンズツアー初優勝を飾った。

　現地時間15日に行われた同ツアーの今季フルフィールド初戦、アリアンツ選手権最終ラウンド（フロリダ州ボカ・ラトン、オールドコース at ブロークン・サウンド）。首位タイに1打差の3位タイでスタートしたグッデスは、トップタイで出たギル・モーガン（米）、トム・ジェンキンス（米）の2人がスコアを伸ばせずにいる間に、6アンダー66でプレー。通算15アンダーでフルトン・アレム（南ア）に1打差、昨年の同ツアー賞金王、ベルンハルト・ランガー（独）に3打差をつけて勝利の美酒に酔った。

　50歳になったのを機に、プラスチックのリサイクル業者からプロゴルファーになったグッデスのこれまでのベストフィニッシュは、昨年のジェルド-ウェン・トラディションの2位。それだけに「この夢は、考えていた以上に素晴らしい。だって、フィールドにはホール・オブ・フェイマー（世界ゴルフ殿堂入り選手）、マスターズ優勝者、全米オープン優勝者、全英オープン優勝者がゴロゴロしているんだから。そこで彼らと朝食や昼食をとったり、時には一緒にプレーできるんだ。それだけでも楽しいのに。すごい」と歓喜した。

　一方この日、5アンダー67とまずまずのラウンドだったものの結局3位に終わったランガーは「今週はいいプレーができなかった。パットが全然入らなくて」と、最後まで冴えない表情だった。

　日本からただ一人参戦していた尾崎直道は、4バーディ、5ボギーの1オーバー73でホールアウト。3日間、一度もアンダーパーが出せず、通算3オーバー65位タイで大会を終えている。