2試合連続優勝を狙うベルンハルト・ランガー（独）が期待通りのプレーを披露した。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド初戦、アリアンツ選手権（フロリダ州ボカ・ラトン、オールドコース at ブロークン・サウンド）が現地時間の13日開幕した。舞台となるボカ・ラトンが妻所縁（ゆかり）の地で、同地に居を構えるランガーは、地元の声援を受けながら9バーディ、1ボギーの8アンダー64をマーク。ジェリー・ペイト（米）とともに首位を分け合った。

　2打差の3位にフルトン・アレム（南ア）が続き、3打差の4位タイにラリー・マイズ（米）、トム・ジェンキンス（米）他。昨季の賞金王ランガーは開幕戦ですでに優勝を飾っており絶好調で、地元Vに向け死角はない。

　日本勢唯一出場の尾崎直道はシーズン初戦を良い形でスタートさせたかったが、我慢のゴルフを強いられボギーが先行。苦しい展開の中2バーディ、4ボギーの2オーバー74を叩き、リー・トレビノ（米）らと並び61位タイと出遅れた。昨季トップ30（シード）入りを目前で逃し、賞金ランク31位に終わった悔しさをバネに、尾崎が週末どこまで巻き返せるか注目だ。