ロバート・カールソン（スウェーデン）がコースレコードをマークし、単独トップに立った。

　欧州ツアーのメソリオス・キャピタル・イタリアン・オープン（伊、カステロ・ディ・トルチナスコG＆CC）は現地時間の9日、第2ラウンドの競技を終了。世界ランク48位のカールソンが2イーグル、8バーディ、1ボギーの11アンダー61と爆発し、第1ラウンドの24位タイから首位に浮上した。

　2打差の2位タイにマーク・フォスター（英）とヘニー・オット（南ア）が続き、通算11アンダー4位タイにアンダース・ハンセン（デンマーク）他がつけている。また前日53位タイのフィリップ・アーチャー（英）が、8アンダー64の好スコアで通算10アンダーまでスコアを伸ばし、一気に6位タイへ順位を上げた。

　一方、初日14位タイとまずまずの滑り出しを見せた“お騒がせ男”ジョン・デイリー（米）は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算4アンダーで予選ラウンドを終了。カットラインぎりぎりの64位タイで決勝ラウンド進出を決めている。

「いやぁ、ソーグラスに出ていなくて良かったよ」と言うのは首位に立ったカールソン。ソーグラスとは現在アメリカで行われているザ・プレーヤーズ選手権のこと。世界ランクの順位で出場権はあったが、スケジュールと体調を考えヨーロッパでプレーすることを決めていた。「あっちはグリーンもフェアウェイもコンクリートみたいに硬いらしいし、ラフが深くて風も強いと聞くから、本当にこっちを選んで良かった」。コース新をマークして文句のつけようがないラウンドだったが、残り2日、欧州で戦う幸せを噛み締めながら、優勝を目指すつもりだ。