全米オープン2勝を誇るレティーフ・グーセン（南ア）が、大会初制覇に燃えている。

　現地時間24日開幕の欧州、アジア両ツアー共催のBMWアジア・オープン（中国、上海、トムソン上海プドンGC）に参戦するグーセンは、過去2回同じBMWが主催する大会で悔しい思いをしている。2006年にドイツで行われたBMWインターナショナル・オープンでヘンリック・ステンソン（スウェーデン）にプレーオフで敗れ、昨季大会では15位タイ。メジャー2勝の実力者にとっては屈辱の結果に「今年は去年よりゴルフが良くなっているから、昨年の大会よりもいい結果を残したい。ドライバーショットが生かされるいいコース。ここのところドライバーは調子がいいからね。今度こそ勝ちたいよ」と意気込んでいる。

　さらに、昨年中国人として始めてアジアンツアー賞金王となり、マスターズにも出場した地元の実力者、リャン・ウェンチョン（中）。かつての世界ランクNo.1グレッグ・ノーマン（豪）、マイケル・キャンベル（ニュージーランド）、フランキー・ミノザ（フィリピン）、ダレン・クラーク（北アイルランド）らもこぞって参戦。ゴルフ市場拡大の一途をたどる中国で、勝ち星を挙げようと張り切っている。