57年カナダ・カップ（現ワールドカップ）で優勝し、日本に第1次ゴルフブームを作った中村寅吉氏（享年92歳）のお別れの会が22日、都内のホテルで行われた。

　主催は、中村氏が亡くなるまで相談役を務めていた日本ゴルフ協会（PGA）と日本女子プロゴルフ協会（LPGA）。松井功、樋口久子両会長が葬儀委員長となって行われた合同葬には477人が参列。現在のプロゴルフ界を作り上げ、多くの弟子を育てた中村氏との別れにふさわしく、大きな遺影の前にはたくさんの花で囲まれたグリーンが作られ、参列者は思い出に浸り、故人をしのんでいた。

　尚、松井会長は中村氏の功績を讃え、今後作られる予定の日本ゴルフ殿堂や、冠大会設立などを検討していることを明らかにした。