アーニー・エルス（南ア）がポールポジションを確保した。

　南アフリカのムプマランガ、レパード・クリークGCを舞台に現地時間の8日行われた、欧州、南ア両ツアー共催のアルフレッド・ダンヒル選手権の第3ラウンド。首位に3打差の3位タイからスタートしたエルスは、ノーボギーの8アンダー64をマーク。通算13アンダーとし、2位のリー・スラッテリー（英）に2打差をつけ連覇での今大会4勝目に王手をかけた。

　72年以降欧州ツアーで同一大会4勝以上を飾っているのは（メジャー、WGCを除く）ベルンハルト・ランガー（独）、ニック・ファルド（英）、セベ・バレステロス（スペイン）の3人だけ。80年代?90年代のヨーロッパを代表する偉大なプレーヤーたちにエルスが肩を並べようとしている。

「しばらくなかったほど、満足の行くラウンドだった。昨日までも調子は悪くなかったけれど、スコアが伴わなかった。でも今日はすべてが上手く行ったよ」と納得の表情を浮かべたエルス。南アのスーパースターが母国でゴルフの歴史に新たな1ページを加えようとしている。

　その他、通算9アンダー3位タイにジョン・ビッカートン（英）とロス・マクゴーワン（英）が続き、この日12番パー3でホールインワンをマークしたヨースト・ルイテン（オランダ）が通算6アンダーとし、前日の58位タイから5位タイにジャンプアップ。同じく5位タイには前日のトーナメントリーダー、オマー・サンディース（南ア）がつけている。