手術目前のA.ハンセンが単独トップ! M.カイマー3位タイ発進
2013年7月5日(金)午前10:45
手の手術が来週に迫るアンダース・ハンセン(デンマーク)がトーナメントを引っ張っている。
欧州ツアー、アルストム・オープン・デ・フランス第1ラウンド(現地時間4日/仏、ル・ゴルフ・ナショナル)を5アンダー66でプレーしたハンセンが、地元フランスのロメイン・ウォッテル(仏)に1打差ながら単独首位に立ち、ツアー4勝目に向けて最高のスタートを切った。
2009年のジョバーグ・オープン以来、4年近くも勝ち星から遠ざかっている理由は、手の痛みを抱えているから。それを取り除くべく、来週火曜日にはスイスのチューリッヒで手術に臨むハンセン。「手術をするからその後を楽しみにしている」と語ったが、実はよくなる可能性は五分五分だという骨にメスを入れての大手術。その後、6か月は戦線離脱を余儀なくされるとあって、できればその前に優勝しておきたいところだ。
一方、単独2位のウォッテルは地元での好発進に満面の笑み。「フランスの観衆たちの前だからいいプレーがしたかった。それはプレッシャーでもあったけど、ベストを尽くして1打1打に集中した」と話し、地元優勝を狙う。
その他上位陣は、マーティン・カイマー(独)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)ら実力者を含む9人が首位に2打差の3位タイにひしめき、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)もさらに1打差の12位タイにつける混戦模様。大会初参戦のマット・クーチャー(米)は1アンダー70で回り24位タイ、今季未勝利のルーク・ドナルド(英)はイーブンパー71の42位タイにつけている。
ル・ゴルフ・ナショナルは、2018年には欧米決戦ライダーカップの舞台となるコースとあって、そのあたりも意識しながらの戦いは日に日に激しさを増して行くに違いない。