激しいバーディ合戦を制し最後に笑ったのは昨シーズン最終戦の覇者ジョン・クック（米）だった。

　米チャンピオンズツアーの今季開幕戦、三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライ（ハワイ、フアラライGC）は現地時間23日に最終ラウンドの競技を終了。首位と3打差の単独3位からスタートしたクックが5連続を含む8バーディを奪い通算22アンダーとし、逆転で同ツアー通算6勝目を挙げた。昨年の最終戦チャールズ・シュワブカップ選手権に続き、年をまたいで2連勝を達成したことになる。

　初日から首位を独走していたラス・コクラン（米）と連覇を狙い2位からスタートしたトム・ワトソン（米）がともに序盤つまずく中、前半から快調にスコアを伸ばすクックが10番から破竹の5連続バーディで8アンダー64をマーク。一気に2人を抜き去り先頭でゴールを駆け抜けた。

　クックと同じ8アンダー64で回ったトム・レーマン（米）が通算20アンダー単独2位に食い込み、最終18番をバーディで締めくくったワトソンが通算19アンダー単独3位。コクランは最終日にスコアを1つも伸ばせず、通算17アンダー4位タイに終わっている。