ジョン・クック（米）が今季2勝目に王手をかけた。

　賞金ランク上位30名のみに出場が許される米チャンピオンズツアー最終戦のチャールズ・シュワッブ・カップ選手権（カリフォルニア州ソノマGC）は現地時間10月31日、第3ラウンドの競技を終了。前日トーナメントレコードの『62』を叩き出したクックが、この日も6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマーク。通算19アンダーまでスコアを伸ばし、後続に6打差をつけ独走態勢に入った。

「皆がバーディを量産しているから、自分は自分のことで精一杯だった」と謙遜するクックだが、レギュラーツアー11勝の実力派が、2週間前のアドミニスタッフ・スモール・ビジネス・クラシックに続く今季2勝目を一気に手元に引き寄せた。

　6打差の単独2位にラス・コクラン（米）が続き、通算12アンダー3位タイに今季未勝利のトム・ワトソン（米）、ブラッド・ブライアント（米）がつけている。

　また現在賞金ランクトップのベルンハルト・ランガー（独）は通算9アンダーで前日の7位タイからわずかながら順位を下げ9位タイ。同ランク2位のローレン・ロバーツ（米）と同3位のジェイ・ハース（米）は仲良く通算7アンダー15位タイに並んでいる。もしランガーが優勝すればチャールズ・シュワッブ・カップポイントランキング（成績をポイントに換算して雌雄を決する賞金ランクとは別のランキング）でもロバーツを抜いて1位に躍り出るところだが、現状ではクックを逆転するのは難しそうだ。