タイトル争いを繰り広げる面々は力が入りすぎたのか、パッとしないスタートを切った。

　賞金ランク上位30名のみに出場が許されるチャンピオンズツアー最終戦のチャールズ・シュワッブ・カップ選手権（カリフォルニア州ソノマGC）は現地時間29日、第1ラウンドを終了した。

　6アンダー66をマークしたしたフィル・ブラックマー（米）とジェフ・スルーマン（米）が首位に並び、エドアルド・ロメロ（アルゼンチン）が1打差、3位でこれを追っている。

　一方、ポイント制のチャールズ・シュワッブ・カップポイントランキングで首位に立っているローレン・ロバーツ（米）は2アンダー70の10位タイ。賞金王争いで首位にいるベルンハルト・ランガー（独）は、イーブンパー72の20位タイ、そのどちらのタイトルランキングでも好位置にいるジェイ・ハース（米）は1アンダー71の16位タイと、いずれもやや出遅れ気味。互いに牽制しすぎたのか、それとも力が入りすぎたのか、シーズンの疲れが出たのか、いずにしても2日目以降に勝負をかけることになる。

　中でもロバーツは、1イーグル、3バーディを奪いながらのこの位置とあってやや不満そうな表情を見せているが、これだけの爆発力があれば逆転優勝の可能性も十分ある。それだけに、残り3日間は目の離せない戦いとなるはずだ。

　なお全英オープンで惜しくも優勝を逃したトム・ワトソン（米）は3アンダー69、6位タイとまずまずの位置につけている。