欧米両ツアーでの賞金王を目指しているルーク・ドナルド（英）が、仕事より家庭を優先させ、次週上海で行われるWGC-HSBCチャンピオンズ（現地時間11月3?6日／中国、シャーシャン・インターナショナルGC）への出場を回避することを決めた。

「スポーツで歴史を作ることも大切だけれど、自分は夫であり父である。世界で一番大事なのは妻と家族」と語った世界ランク1位のドナルド。米男子ツアー、フォールシリーズ最終戦のチルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシックを逆転で制し、まずはアメリカでの賞金王のタイトルを射止めた。しかし、その直後に妻のダイアンさんが第2子を出産。家族との時間を大切にするため、世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのビッグイベント欠場を決心したという。

「今年の目標は欧米両ツアーで賞金王になること。その望みはまだ持ち続けています。HSBCチャンピオンズはワールドクラスのイベントで、最高の選手たちと戦うチャンスを大いに楽しみにしていました。今年は出場できないけれど、来年までチャンスを待っています」というドナルド。いかにも家族を大切にするドナルドらしい決断だった。