47歳の大ベテラン、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）がリーダーボードの最上段に浮上した。

　韓国のブラックストーンGC（仁川）を舞台に行われている欧州・アジア両ツアー共催のバランタインズ選手権は現地時間30日、第3ラウンドの競技を行ったが激しい雨と雷に見舞われ、最終組が9ホール終了時点でサスペンデッドが決定した。そんな中暫定ながらトップの座を分け合ったのは、前日のトーナメントリーダー、ブレット・ランフォード（豪）とヒメネスの2人。

　首位からスタートしたランフォードが前半9ホールを1バーディ、1ボギーと伸び悩む中、ヒメネスは出だしの1番、2番連続バーディを奪って勢いづくと、ノーボギーの3アンダー33で9ホールを終了。通算10アンダーで暫定トップに並びかけた。

　2打差の暫定3位にリース・デービス（ウェールズ／10ホール終了）。ダスティン・ジョンソン（米／10ホール終了）、ソレン・ケルドセン（デンマーク／11ホール終了）を含む7名が通算7アンダー暫定4位タイグループを形成する一方、世界ランク1位に返り咲いたばかりのリー・ウェストウッド（英）は12ホールを終了し通算6アンダー暫定11位タイにとどまっている。

「ノーボギーで3つスコアを伸ばせて気分は上々。明日は27ホールの長丁場。マラソンゲームになるけれど、僕に任せなさい」と自信満々の陽気なヒメネス。「絶好調のショット」で今季初優勝をもぎ取るつもりだ。

　日本勢唯一出場の平塚哲二は10番スタートの裏街道ながら14ホール終了時点で4バーディ、2ボギーと2つスコアを伸ばし、通算2アンダーは前日より19ランクアップの暫定28位タイまで順位を上げた。

　なお、第3ラウンドの続きは現地時間1日の午前8時から再開される。