シニアの戦いがクライマックスを迎えている。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド今季最終戦、AT＆T選手権はテキサス州サンアントニオのオークヒルズCCを舞台に現地時間の23日に開幕。次週は賞金ランキング上位30名しか出場できないチャールズ・シュワッブ・カップ選手権が控えており、現在当落線上にいる選手たちの激しい戦いが行われる。

　ツアー未勝利ながら、今季トップ10入り3回で同ランキング31位につけるティム・シンプソン（米）、今季開幕戦で単独2位と最高のスタートを切った同33位のフルトン・アレム（南ア）、マスターズ歴代王者で実績のある同34位クレイグ・スタドラー（米）らが正念場を迎えている。いぶし銀同士の譲れない戦いが見られそうだ。

　またタイトル争いも混沌としており、獲得賞金197万9,051ドル（約1億8,000万円）で賞金王争いをリードしているベルンハルト・ランガー（独）と、同2位ローレン・ロバーツ（米）の差はわずかに14万ドル（約1,300万円）余り。今大会で勝って優勝賞金24万7,500ドル（約2,200万円）を手にしたいのはどちらも同じだ。

　なお、日本勢は出場しない。