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F.カプルスが圧勝! 尾崎、無念のトップ30入りならず

2011年10月17日(月)午後1:27

 米チャンピオンズツアー、フルフィールド最終戦のAT&T選手権(テキサス州、TPCサンアントニオ)でフレッド・カプルス(米)が圧勝を飾った。

 前日にコースレコードを叩き出し、後続に7ストロークの大差をつけ独走態勢に入ったカプルスは、現地時間16日に行われた最終ラウンドでも安定したゴルフでノーボギーの6アンダー66をマーク。通算23アンダーと単独2位のマーク・カルカベッキア(米)に7打差をつけて逃げ切り今季2勝目を飾った。ちなみに7打差の勝利は、今季の同ツアー最多ストローク差Vにあたる。

 一方、カプルスの快進撃に他のプレーヤーは白旗を挙げるしかなかった。2位に入ったカルカベッキアも、9打差の3位タイに食い込んだトム・レーマン(米)も、この日はノーボギーの快調なゴルフ。しかし、首位を独走するカプルスと同じ「66」では差を縮められるわけもない。この圧勝で来月、自らが米国チームのキャプテンを務めるザ・プレジデンツカップ(現地時間11月17?20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)に弾みをつけたカプルスだった。

 フルフィールドの日程をすべて終えた同ツアーは、3週間後に賞金ランキングトップ30のみに出場が許される最終戦チャールズ・シュワブカップ選手権(現地時間11月3?6日/カリフォルニア州、ハーディングパークGC)を残すだけとなったが、来季シード権当落線上(賞金ランク上位30名が来季の出場権を獲得)の尾崎直道は最終日にノーバーディの7オーバー79を叩き、通算7オーバー72位タイの下位で3日間の競技を終了。今大会が始まる前、同ランク34位につけトップ30入りのラストチャンスに挑んだが、その願いも虚しくシード圏外に。これで来季の出場権を獲得するためには、Qスクール(ファイナルQT)を受け直さなければならなくなった。
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