大会3連覇を目指すベルンハルト・ランガー（独）がスコアを伸ばしきれず、初日のトーナメントリーダーが僅差でリードを守った。

　大詰めを迎えた同ツアーのアドミニスタッフ・スモール・ビジネス・クラシック（テキサス州ウッドランズ、ザ・ウッドランズCC）は現地時間の17日、第2ラウンドの競技を終了。前日トップのダン・フォースマン（米）が通算9アンダーで単独首位の座を堅守した。

　1打差の2位タイに、この日6アンダー66をマークし出場した試合で目下2連勝中と好調なジェイ・ハース（米）の他、ジーン・ジョーンズ（米）、マーク・ウィービー（米）。通算7アンダー5位タイに今季初優勝を狙うトム・ワトソン（米）、ボブ・ツエー（米）、ジョン・クック（米）ら実力派が顔を揃えている。

　そんな中、昨季に続く賞金王を狙うランガーは5バーディ、4ボギーと出入りの激しい内容で1アンダー71止まり。通算5アンダーでトップに4打差の8位タイにとどまった。08年は今大会で連覇を達成して賞金王を決定づけたが、そのときは「ツアー仲間のデーブ・ストックトン（米）にパッティングのヒントをもらった」ことが好調の要因だったのだとか。今週もパッティングは悪くないものの、得意なはずのショットが今ひとつでスコアを伸ばしきれていない。最終日はアイアンのキレが甦るかどうかが、勝負の鍵を握りそうだ。