前週の全英オープン、最終ラウンドに猛チャージをかけ3位に食い込んだアンドレス・ロメロ（アルゼンチン）が上位に浮上した。

　欧州ツアーのドイツ銀行・欧州プレーヤーズ選手権（ドイツ、ハンブルグ、グート・カーデンGC）は現地時間27日、第2ラウンドを行った。通算9アンダーまでスコアを伸ばしたリー・スラッテリー（英）とゼイン・スコットランド（英）の2人が首位を分け合い、1打差の3位タイにロメロとオリバー・ウィルソン（英）が続いた。

　攻撃ゴルフが身上のロメロは、前週のカーヌスティーの最終ラウンドで16番までに10バーディを量産する快進撃を見せ、あわや優勝というところまでこぎ着けた。しかし大詰めの17番でダブルボギー、18番でボギー。プレーオフに残ることができず3位に甘んじた。だが「願ってもない経験ができた」と前向きにとらえており、優勝を狙う気満々。全英の雪辱を早くも今大会で晴らすか注目だ。

　一方、初日4位タイの好位置につけた手嶋多一は苦戦。前日バーディを奪った9番パー4でダブルボギーを叩いたのが響き、2オーバー74と崩れ、通算3アンダーで31位タイに後退。それでも楽々予選はクリアしており、第3ラウンド以降の活躍が期待される。なおレティーフ・グーセン（南ア）は1オーバー73で回り、通算1アンダー57位タイに低迷中。