米チャンピオンズツアーの年間王者を決める頂上対決は、ベルンハルト・ランガー（独）とフレッド・カプルス（米）の両主役が決め手を欠く展開となっている。

　賞金ランクトップ30のみに出場が許されるシーズン最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権（カリフォルニア州、ハーディングパークGC）は現地時間5日、第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイのランガーは終盤16番までに3連続を含む5バーディ（1ボギー）を奪い首位争いに加わったものの、17番パー3で痛恨のダブルボギーを叩き2アンダー69。通算6アンダーの7位タイと一歩後退した。

　対するカプルスは後半に我慢のゴルフを強いられ3バーディ、1ボギーの2アンダー69。通算4アンダー13位タイで初日の順位から変わらず。このまま行くとランガーが3年連続賞金王と、年間王者というべきチャールズ・シュワブカップのタイトルを獲得し2冠に輝くことになる。週末、カプルスが一矢報いることが出来るのか注目だ。

　上位陣は、初日首位発進のジョン・クック（米）が通算9アンダーで単独トップの座を守り、1打差の2位タイにトム・カイト（米）とトム・レーマン（米）。また、今季念願のシニア初優勝を飾ったマーク・オメーラ（米）がこの日6アンダー65と爆発し、通算7アンダーで前日の15位タイから4位タイに浮上した。

　日本勢唯一出場の尾崎直道は前半ボギーが先行したが、16番パー4でチップインイーグルを奪い盛り返して1オーバー72。通算1オーバーの23位タイにつけている。