63歳のラリー・ネルソン（米）が2004年以来となる優勝と節目のシニア通算20勝目に王手をかけた。

　フルフィールドでの今季ラストゲームとなる米チャンピオンズツアーのAT＆T選手権（テキサス州、オークヒルズCC）は現地時間30日、第2ラウンドの競技を終了。この日4アンダー67をマークしたネルソンが通算10アンダーで単独トップに立ち、5打差までに24人がひしめく混戦模様だが、同ツアー通算19勝を誇る大ベテランの6年ぶりVが現実味を帯びてきた。

　1打差の2位タイに第2ラウンドで7アンダー64と爆発したジェイ・ドン・ブレイク（米）、スティーブ・ローリー（米）、盧建順（中）の3人が並び、賞金ランクトップを快走するベルンハルト・ランガー（独）が通算6アンダーで10位タイ。一方、初日『65』で回りエージシュート（自身の年齢以下のスコアでラウンドすること）を達成した65歳のヘール・アーウィン（米）は、首位タイスタートの第2ラウンドでスコアを伸ばせず、ランガーと同じ10位タイに後退した。

　一方、現在賞金ランク27位とトップ30入り（シード権）目前の尾崎直道は3バーディ、6ボギーと出入りの激しいゴルフで3オーバー74。通算5オーバーで69位タイに低迷している。