米国フロリダ州のゴルフ場で恐ろしい事件が起こった。

　現地時間13日、フロリダ州ディアフィールドビーチにあるディアフィールド・カントリークラブでラトーラス・ランダル（35歳）がゴルフをプレー中に銃撃された。地元の警察によると、ランダルはこの日いとこの同伴プレーヤーと一緒にラウンドを回っていたが、17番ティー付近にいた午後6時30分頃、突然ブッシュから強盗目的の男2人組が飛び出してきてランダルらを襲撃。その後激しいもみ合いとなり、ランダルは銃で背中を撃たれたという。

　すぐさま警察とレスキュー隊が駆けつけ、ランダルは近くの病院に搬送され緊急手術を受けたが、翌14日早朝に死亡が確認された。妹のラトーヤ・ランダルは今回の事件を受け、「兄はゴルフが大好きで息子と過ごす時間を何より大切にする優しい人。命を狙う敵がいるなんて絶対にあり得ない。こんな不慮の事故で命を落とすなんて…」と悲しみに包まれていた。

　日本では現実的に考えられない事件だが、これも銃の所持が日常となっている米国だからこそ。比較的安全と思えるゴルフ場でこのような悲惨な事件が起こったことで、銃の恐ろしさを改めて痛感させられる。 （STATS-AP）