還暦を迎えたトム・ワトソン（米）がシーズン最後のメジャーで快調なゴルフを披露している。

　米チャンピオンズツアーのコンステレーション・エナジー・シニア・プレーヤーズ選手権は現地時間2日、メリーランド州ティモニウムのボルチモアCCイーストCを舞台に第2ラウンドの競技を行った。この日首位に1打差の2位タイからスタートしたワトソンはショット、パットともに安定感のあるプレーで2バーディ、ノーボギーの2アンダー68をマーク。通算6アンダーとして単独トップに躍り出た。レギュラーツアーのメジャー、全英オープンのタイトルはあと一歩のところで逃したが、シニア今季最後のメジャータイトルだけはしっかりとつかんでおきたい。

　2打差の2位タイにジェイ・ハース（米）、マーク・ウィービー（米）、ボブ・ツエー（米）、クレイグ・スタドラー（米）。現在賞金ランク1位でこの日のベストスコアタイ5アンダー65を叩き出したベルンハルト・ランガー（独）が同ランク2位のローレン・ロバーツ（米）らと共に通算3アンダーで6位タイにつけている。初日首位のロニー・ニールセン（米）はスコアを3つ落とし、通算2アンダーでニック・プライス（ジンバブエ）他と並ぶ9位タイに後退した。

　一方、日本勢で唯一出場の尾崎直道もこの日はまずまず。第1ラウンド苦しんだパットが快方に向かい、3バーディ、1ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算1アンダーで前日の30位タイから13位タイに順位を上げた。トーナメントリーダーのワトソンとは5打差。残り2日、どこまで上位に食い込めるか注目だ。