欧州大陸チームの主将を務めたトーマス・ビヨーン（デンマーク）が、ビッグトーナメントをリードしている。

　欧州ツアーのアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権は、ゴルフの聖地スコットランドのセントアンドリュース、カーヌスティー、キングスバーンズの3コースを舞台に現地時間1日開幕した。第1ラウンドをキングスバーンズでプレーしたビヨーンは、完璧なドライバーショットを武器に1イーグル、6バーディの8アンダー64をマーク。2位タイのロス・マクゴーワン（英）とグレース・メイビン（北アイルランド）に2打差をつけ、単独首位に立った。

　ビヨーンは先週行われた英国＆アイルランド連合と欧州大陸チームが団体戦で激突するビベンディ・トロフィ with セベ・バレステロスで欧州大陸チーム主将を任されたが、残念ながら敗北。その悔しさをバネに今週は見事スタートダッシュを決めた。

　自己ベストに並ぶ猛攻に「一日中、ドライバーショットが良かった。こんな風に打てればコースは凄くシンプルだね。それに長いパットが面白いように決まってくれた」と笑顔のビヨーン。強力なライバルらを相手に、残り3日間踏ん張ることはできるのか？

　その他、カーヌスティーを回った若手期待のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）とダレン・クラーク（北アイルランド）の同郷コンビは4アンダー68で10位タイ。賞金ランキング21位から大逆転賞金王を目指すパドレイ・ハリントン（アイルランド／カーヌスティー）は、2アンダー70で37位タイと出遅れている。