20歳のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）が最後まで大活躍し、英国＆アイルランド連合は欧州大陸チームに圧勝した。

　英国＆アイルランド連合と欧州大陸チームが団体戦で激突するビベンディ・トロフィ with セベ・バレステロス（フランス、セントノム・ラ・ブレテシェGC）は現地時間27日、最終日のシングルス10マッチを行った。4日間で14.5ポイント獲得すれば勝利に手が届く試合形式。英国＆アイルランド連合は3日目までにすでに12.5ポイントを手に入れており、2ポイント取れば大会5連覇が決定する展開だ。

　そんな中、トップでスタートしたマッキルロイは世界ランクNo.5の実力者、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）相手に手に汗握る戦いを繰り広げた。先手を取る形となったが、ステンソンを突き放せずに勝負は一進一退で、16番でオールスクエア。勝負どころの17番でステンソンがティーショットを大きくフックさせて林に打ち込み、痛恨のダブルボギー。パーに収めたマッキルロイが1アップで勝利を飾った。グラエム・マクドウェル（北アイルランド）も昨季の欧州ツアー賞金王、ロバート・カールソン（スウェーデン）相手に3アンド2で勝ち、英国＆アイルランド連合の勝利が決定。最終的には16.5ポイント対11.5ポイントだった。

　一方、欧州大陸チームはアンダース・ハンセン（デンマーク）が7アンド6の大差でニック・ドハティ（英）を撃破したのを筆頭に、この日5勝3敗2分。だが、時すでに遅く、ポール・マクギンリー（アイルランド）主将率いる英国＆アイルランドの大会5連覇を許した。