トム・パーニスJr.（米）が米チャンピオンズツアーのデビュー戦を勝利で飾った。

　同ツアーのSAS選手権（ノースカロライナ州カリー、プレストンウッドCC）は現地時間27日、最終ラウンドの競技を行った。2位タイに1打リードして単独首位でスタートしたパーニスJr.は4バーディ、1ボギーと危なげないラウンド。2位タイで出たダン・フォースマン（米）ら3人がスコアを伸ばしきれなかったことで重圧も少なかった。追い上げを見せたデビッド・フロスト（南ア）、ニック・プライス（ジンバブエ）に1打差をつけ、3アンダー69の通算13アンダーであっさり優勝した。

　5日に50歳の誕生日を迎えたばかりのパーニスJr.。レギュラーツアーでは2勝しか挙げていないが、チャンピオンズツアーという新天地で勝ち、今後の大暴れを予感させる結果となった。その他、フォースマンは通算11アンダー単独4位。

　一方、日本勢でただ一人出場した尾崎直道は、5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、最終日でようやく60台を出した。だが、第1ラウンドの出遅れが響いて通算2アンダー。56位タイから43位タイへ順位を上げただけにとどまった。