尾崎直道がこの日のベストスコアタイを叩き出し優勝戦線に浮上した。

　米チャンピオンズツアーのグレーター・ヒッコリー・クラシック at ロックバーン（ノースカロライナ州、ロックバーンG＆スパ）は現地時間の19日、第2ラウンドの競技を終了。初日32位タイとやや出遅れていた尾崎が8バーディ（2ボギー）を奪う猛攻を見せ、通算8アンダー6位タイへ大きく順位を上げた。

　この日の尾崎はティーショットが絶好調。すべてのホールでフェアウェイをキープすると、パーオンを逃したのは18ホール中2ホールだけという安定ぶり。パット数も『28』に収め、一気にリーダーボードを駆け上がった。尾崎にとってアメリカでの優勝はレギュラーツアー時代からの悲願。好調なショットにパットがかみ合えば、最終日待ちに待った朗報が聞けるかもしれない。

　上位は5アンダー67で回ったニック・プライス（ジンバブエ）が通算11アンダーで前日のトーナメントリーダー、ジェイ・ハース（米）に並びトップタイに立った。2打差の3位タイにアンディ・ビーン（米）、ラス・コクラン（米）、ギル・モーガン（米）の3人。尾崎と同じ6位タイにフレッド・ファンク（米）、シニアデビュー戦のデビッド・フロスト（南ア）らがつけている。