レギュラーツアー10勝を誇るデビッド・フロスト（南ア）が、現地時間18日開幕のグレーター・ヒッコリー・クラシック at ロックバーン（ノースカロライナ州ロックバーンG＆スパ）で、米チャンピオンズツアーにデビューする。

　フロストは1980年代後半から90年代前半にかけ、トッププレーヤーとして活躍。1987年には米ツアーの平均ストロークNo.1に与えられるバイロン・ネルソン・アワードを受賞し、1993年には賞金ランキング5位にまでなった男だ。ここ数年は古巣でもある欧州ツアーでプレー。昨年の全英オープンでは見事に予選通過を果たしている。

　そのため、第2のステージともいうべきチャンピオンズツアーでも有力選手となるのは確実。今年は8人がツアーデビューしながらも優勝した選手はいないが、そのジンクスを破るべく新天地に挑む。

　一方、ポイント制のチャールズ・シュワッブ・カップポイントランキングで首位に立っているフレッド・ファンク（米）にとっては、同2位のローレン・ロバーツ（米）と同3位のベルンハルト・ランガー（独）が欠場している今大会は絶好のチャンス。2人がいないスキに荒稼ぎと行きたいところだ。

　日本勢は、尾崎直道がただ一人出場。賞金ランキング40位で来季のシード権を確定できていないだけに、上位進出を狙っている。