25歳の地元の星シャール・シュワーツェル（南ア）が2週連続優勝に王手をかけた。

　欧州、南アサンシャイン両ツアー共催のジョバーグ・オープンは南ア、ロイヤルヨハネスブルグ・アンド・ケンジントンGCを舞台に現地時間の16日、第3ラウンドの競技を終了した。途中降雨による2時間の中断を挟み各選手がリズムを崩す中、2位からスタートしたシュワーツェルがノーボギーの7アンダー64をマーク。通算18アンダーとし、2位のダレン・クラーク（北アイルランド）に4打差をつけ独走態勢に入った。

　前週のアフリカ・オープンで勝っているシュワーツェルがもし今週も勝てば、昨年の7月にマーティン・カイマー（独）が達成して以来（欧州ツアーで）の2週連続優勝の快挙となり、世界ランキングも51位からトップ50以内に入って、4月にマスターズデビューする可能性が濃厚になる。本人は「中断を挟んだ後、突如ショットがキレ出してパットも入り始めた。僕にとっては恵みの雨だった」と天候さえも味方につけた格好。「経験と自信が大きい。自分のプレーも感情もコントロール出来ている」と語ったシュワーツェルの視線の先には、逃げ切りVの青写真しか見えていないようだ。

　その他、通算12アンダー単独3位にヘンドリック・ブルマン（南ア）が続き、通算11アンダー4位タイにヘニー・オットー（南ア）ら。クラーク以外は上位を南ア勢が占めている。