地元勢が上位を独占する中、トーマス・エイケン（南ア）とトレバー・フィッシャーJr.（南ア）が首位に並んだ。

　南アフリカのサンシャインツアーと共催の欧州ツアー今季第3戦、アフリカ・オープン（南ア、ウェスタン・ケープ、イースト・ロンドンGC）は現地時間の9日、第3ラウンドの競技を終了。通算16アンダーまでスコアを伸ばしたエイケンと前日のトーナメントリーダー、フィッシャーJr.がトップに並び、1打差の単独3位にジュベ・クルーガー（南ア）がつけた。さらに通算14アンダー4位タイに本命のシャール・シュワーツェル（南ア）とジェイク・ロース（南ア）が続いている。

　首位に並んだ2人には少なからぬ縁がある。「トレバー（フィッシャーJr.）のことは12歳の頃から知っている。昨年はWGC-CA選手権でバッグを担いでもらったしね」とエイケン。フィッシャーJr.がキャディを務めたその試合（WGC-CA選手権）で彼は7位タイに食い込む健闘を見せ「ゴルフ人生の大きなターニングポイントになった」と振り返る。

　一方のフィッシャーJr.は、前夜から腹痛に見舞われ体調をくずしていた。それでも「よく寝ていないし、体調も悪かったけれど、明日は仲の良いエイケンと回ることが出来る。きっと2人ともリラックスしてプレー出来るはず」と前を向く。欧州ツアーと共催のビッグイベントで、果たして地元南アフリカ勢のチャンピオンは誕生するのだろうか？