母国南アフリカで6勝を挙げている26歳が単独トップに浮上した。

　欧州ツアーのオメガ・ヨーロピアン・マスターズ（スイス、クラン・サー・シエレ）は現地時間4日、第2ラウンドの競技を終了した。初日19位タイのトーマス・エイケン（南ア）が1イーグル、6バーディ（1ボギー）の猛攻で7アンダー64をマーク。通算10アンダーとただひとり2ケタアンダーまでスコアを伸ばし、トーナメントをリードした。

　1打差の2位タイにブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）とミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が続いている。第1ラウンド2位発進のサイモン・ダイソン（英）が通算8アンダーでポール・マクギンリー（アイルランド）らとともに4位タイにつけた。

　しかし前日首位だった歴代チャンピオンのひとり、ブレット・ランフォード（豪）はスコアを2つ落とし、通算7アンダー8位タイに後退。初日出遅れたリー・ウェストウッド（英）は4アンダー67と盛り返し、同組対決が話題となった20歳のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）、21歳のクリス・ウッド（英）らとともに通算4アンダー30位タイで予選をクリアした。

　単独トップに躍り出たエイケンは「出だしの1番でバーディを獲って波に乗れた。前半の短いパー4では2ホールともドライバーでワンオンに成功したし、パットが入ってくれたことが好スコアにつながった」と口ぶりも滑らか。今季は全英オープンで8位タイに入っているが知名度は今ひとつ。自分の名前をアピールするためにもチャンスを生かし、念願のツアー初優勝に持ち込みたい。