ダレン・クラーク（北アイルランド）が、新年早々の優勝に意欲を燃やしている。

　南アフリカのサンシャインツアーと共催で開催される欧州ツアー今季第3戦、アフリカ・オープン（南ア、ウェスタン・ケープ、イースト・ロンドンGC）は、現地時間7日に開幕する。昨年大会で全米オープン2勝のレティーフ・グーセン（南ア）に惜敗したクラークが、必勝態勢で乗り込んできているのだ。

「今年はグーセンがいないからね。去年は本当に彼がいいプレーをしたから2位に甘んじたんだ。できれば今年は1位がいいね。去年はいい年じゃなかったから、ここで勝って復活したいんだ」と、目を輝かせるクラーク。強風が吹き荒れるのが当たり前の今大会だが、クラークにとって風は友達だ。昨年のベストフィニッシュ5位タイとなったKLMオープンでも、強風の中で好プレー。「風が吹いてくるのは当たり前。だってそういう環境で育ったからね」と、逆に笑みを浮かべるほどだからだ。

　クラークの対抗馬と見られているのは、5年ぶりの南アフリカ登場となるニック・ドハティ（英）や、地元の実力者ジェームス・キングストン（南ア）とリチャード・スターン（南ア）、さらに若さあふれるダニー・リー（ニュージーランド）ら。新春の南半球で笑うのは誰か。2010年シーズンを占う上でも、大切な一戦となる。